M'ricyyyy
鋏
「またいってきたんだ、いーちゃんのとこ」
「てめぇにゃ関係ねえだろうが」
全く、苛々する。
別に雨だから気が立つとかじゃなくて、ただ単純に、目の前の女にムカついている。
「あるよ、君はもう私のものだから」
「黙れ、解体すっぞ」
「出来るの?出来ないでしょ、君には」
黙り込むしか出来ないなんて、まるでただの能無しだ。
でもそんな自分に腹を立てるしか出来ないなんて、馬鹿馬鹿しいにも程がある。
「ねぇ…そこに立ってないで早くしてよ。君が来た時点で既に7分22秒09遅刻だったんだから」
噛み締めた奥歯が軋む。
逃げられない。理解はしても野獣の肉体はそれを認めない。
ぐるぐる回る、頭がぼうっとして、何も考えたくない。
進めば地獄、退けば煉獄。
助けろよ、戯言遣い。
俺の鏡だろ?
「…さっちゃん、あとはよろしくね」
この瞬間に、いつも意識が切り替わる。
もう後戻りなんて出来ないから
最悪なシナリオばっか頭に浮かべてる
そうでもしないと、目の前のやつ殺しちまうから
玖渚友は部屋を出ていった。
また、地獄は始まる
end*
゜+.゜(´っω・。`)゜+.゜
なによこれ、意味不明じゃない!
取り敢えず書き終えたことに安堵
地味にまだ続いたりしちゃいます
零←友というよりは、あぁ、いや
これはまた今度でいいですかね。
2009/07/28